スペルト小麦をご存知ですか？

最近、スペルト小麦に注目が集まっています。日本ではそれほど知られていませんが、もしかしたらドイツ風にディンケル小麦とか、イタリア語のファッロという名前で耳にしたことがある方もいるかもしれません。
スペルト小麦とは古代小麦とも呼ばれ、9000年前のヨーロッパで栽培されていたといわれる原種小麦の一種です。

小麦アレルギーになりにくい

このスペルト小麦がなぜ注目されているかというと、アレルギーになりにくいと言われているからなんです。
小麦アレルギーの原因は様々で、100%の人がアレルギーから解放されるわけではありませんが、古代からほとんど品種改良されていないスペルト小麦は小麦アレルギーを発症しづらいと言われています。
日常的に食する食べ物の中で小麦が使用されているものは非常にたくさんあります。パンはもちろんうどんやパスタなどの麺類、フライ・天麩羅、クッキー・ドーナツなどなど、挙げるとキリがありません。ですが、小麦アレルギーの方はそういうものが一切召しあがれません。そんな小麦アレルギーにお悩みの方がスペルト小麦でアレルギーから解放されたら、どんなに食生活が、人生が、豊かになるでしょう。

そんなわけでヨーロッパに勉強にきています

鈴鹿農園でもスペルト小麦に取り組んでみたいと研究を重ねていて、ただ今ヨーロッパに勉強にきています。
やはり農業は机上の学習だけでは足りず、現場を見て、さらに実践を経なければ消費者の方にお出しできるものにはなっていきません。そのためには時には遠くまで足を伸ばすことも必要です。

近いうちに鈴鹿農園でもこのスペルト小麦を育成してみたいと考えています。この学びの結果を皆さんにお届けできる日が来ることを期待してお待ちください。

あ、スペルト小麦で作ったパンはちゃんと美味しいってことも書き添えておきます。美味しいってことは安心と安全の次に大事ですからね！