鈴鹿農園からのお知らせ

2019
07.11
ジャガイモの花が咲いてます

十勝平野も赤や白、紫のジャガイモの花を見かけます。花の色はお芋の種類によって異なります。この花、受粉後には小さな実をつけるのですが、これを植えても親株になるまで3世代かかります。そのためジャガイモを植えるときは種芋を半分もしくは数個に切り植えます。断面から腐敗することもあるので以前は灰を、現在は断面にジェオライト粉末を使用しています

ジャガイモは冷涼な気候、硬く痩せた土地にも強いと言われています。しかし、病害や虫の被害を受けやすいのです。疫病の発病適温は15~20度 降雨が続くと疫病は多発すると言われています。

2年前、北海道に続けて台風が上陸した時には、収穫前のジャガイモへの影響が大きく、ポテトチップスなどのスナック菓子が一時期なくなりましたね...せっかく育てた作物が被害にあうことがとても残念でした。ちなみに、当農園では40haの畑でジャガイモを作っており、そのうち半分はカルビーへ出荷しています。ポテトチップスの裏面のQRコードには生産者の情報が入っています。当農園を見ることがあるかもしれません。

日本ではジャガイモは99品種あるようです。当農園も8品種は生産しています。種類によって大きさやホクホク感、硬さ、味も違います。ポテトフライ、ポテトサラダ、コロッケ、肉じゃが、マッシュポテト、カレーライス等お料理によっても使いわけする楽しみもあります。幼少期のおやつは粉ふきいもにバターを乗せたものがありましたが今思うと贅沢なおやつでした。塩辛をのせる人もいますね。私は中山峠の芋団子が好きです。そして、芽室でしか収穫されない「マチルダ」というお芋は超お勧め!昨年は本州の方に好評でした。来月にはジャガイモの収穫です。ことしも美味しいジャガイモを多くの方々の食卓へ、そして美味しいと言ってもらえることを喜に農作業に励んでいきます。